俺だって俺なりに

中堅メーカーの経営企画の仕事を通じてサラリーマンの悶々とした生活を満喫中。能力普通でそれなりに真面目。ガラスのハートのくせに実力以上に頑張って疲れたり。「俺だって俺なりに、あなただってあなたなりに」何とかふんばって働いている俺と俺に似たような人がいれば応援したいという意味で始めたブログ。

金利について理解を整理する③【各国の金利差、内外金利差っていうのはなんだろう】

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2日間に分けて神木は会社の昼休みに自分の金利に対する基礎的な理解を定着させるためにノートに理解したことを書き出してた。名目金利政策金利)は短期金利中央銀行が操作することで、長期金利は10年国債と同じ意味で使われているが需給で決まっていることを2回にわけて確認してみた。

今日は各国の金利差がどういった影響が考えてみよう。三日目になるとだんだんと気分が乗ってきて次々に疑問がわいてきて面白くなってきている。



例えばアメリカの金利が上昇したらどういうインパクトが世界にあるだろう。今回の長期金利(つまりは10年国債の利回り)が上がったことが嫌気されて株価がいったん急落した。

下がったといっても国債の利回りが2.9%に上がったレベルで敏感すぎるということだが、ダウが下がれば日経平均も下がるということで、少なくとも株式市場には影響はありそうだ

1対1で相手の国との金利差を「内外金利差」という。

もしアメリカの金利がこのままグングン上がって、日本の金利が全然変わらなかったら日本とアメリカの金利差が拡大する。これを日米の金利差が開くといったり、拡大したというようだ。

相手の国の方が金利が高ければ自国の通貨は安くなる

日本で預金してもたいして利子がつかない。一方で利子が高いアメリカでは利子がつく。

こういう状況ではアメリカで預金をして利子を儲けたいと思うニーズが増える。すると円ではアメリカで預金できないので、ドルを買う動きが強まる。

次にドルの需要が増えてドル高になる。一方で円は売られることになり円安になる。つまり日本を基準に内外金利差が開けば円安になり、相手国の通貨が高くなるということになる。


逆に、まあなかなか想像しにくいが、日本がゼロ金利政策をやめて政策金利を引上げられたとする。

その時にアメリカが金利を据え置いたり下げる方向に手を打ったらどうなるだろう。すると内外金利差が縮まり、アメリカのドルの利子率の魅力が下がる。

すると現在の為替水準がキープされるか円高ドル安の方向へシフトするということになるはずだ。

日米の金利差の推移

Let's Goldさんのサイトに以下の図表があったので参照させていただいた。
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(Let's Gold様URL:こちら

この15-20年間は日欧米はずっと景気刺激を優先して低金利政策をとっていた歴史がある。とにかくお金を借りやすいようにして景気を刺激してきた。

逆にお金をじゃぶじゃぶにすると過度なインフレを招きやすくリスクもある作戦であるといえる。

ずっとデフレで苦しんでいる日本と違って、欧米では低金利政策が結構効いた結果としてちゃんとインフレが起きた(つまり物価が上昇してきた)といえる。


しばらく実質金利で日本は高い状態にあった。
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このグラフは内閣府がまとめた資料からお借りしてきた。

実質金利で見ると日本よりもアメリカの方が低い時期がしばらく続いている。

名目金利が低くてもデフレなので投資マネーが日本に流れ込んできた時期であり、そうすると円は人気になり円高がしばらく続いたということだろう。

では特に輸出産業に依存(昔ほどではないが)しがちな日本は円高を止めるためにはアメリカとの内外金利差を縮めるために実質金利を下げればよいということになる。

すると金利を下げるということと、インフレを起こすということが必要になる。

金利はゼロからマイナスでこれ以上いじれないので、日銀の黒田さんは異次元金融緩和を行った。

ひたすらお金をばらまいてインフレを起こそうとした結果として株価が上がり、物価は上昇した(モノが高い実感があるし、町のバイトの時給や牛丼の価格をみていても上がっていると感じる)。

結果として円安が進んで今の水準100-110円台に上昇したということだろう。また円高が進んでいるので、もう一発再任した黒田さんが緩和をして円安になるかもしれない。

日米の実質金利差と為替の動向

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上記楽天証券がまとめたグラフだ。言えることは金利差が少なくなれば、円高ドル安が進み、金利差が開けば円安ドル高が進むということだ。

基本的に日本の金利は変わっていない(上がっていない)とすると、アメリカの金利が上昇すれば内外金利差が広がり、ドルの金利が魅力的になり日本円が売られてドル高になるということを裏付けている。

ただし神木にはわからないのが、最近のアメリカの金利が上昇している局面でも円安ドル高にならず、ドル安のままである点だ。

要人の発言でアメリカはドル安を容認しているようなことが言われているが、どうやってドル安を維持しているのかはまたの機会に考えるとしようと思っている。


少しは理解が深まったところで神木はノートにまとめる手を置いた。

少し疲れてきたが金利に対するイメージはつかめてきたな。次回はアメリカの国債が最近2.9%に上がって警戒されつつある状況からなぜ利回りがあがってるか少し調べるとするか。

今日は早朝から時差のある海外拠点の駐在員と電話会議があり、神木はまだ人がまばらな早朝の電車に乗って吉祥寺駅から神田の会社に向かった。

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